はじめに
技術的なことでわからないことがあったりした場合、まずはじめに公式ドキュメントを漁り、次に GitHub Issue や Stack Overflow などを漁る。それでも解決しない場合は、Google で検索をし、それらしいサイトから情報を探してみたり、挙げ句の果てには、内部のコードを読んだりする。
という、今まで幾度となく行っていたこの行為が「GitHub Discussions」で大きく変化するかもしれない。
GitHub で完結する未来
GitHub は GitHub Satellite 2020 というイベントで「GitHub Discussions」というものを発表した。リポジトリ内で完結するいわゆる掲示板だ。質問、提案、議論などができ、解決をすればベストアンサーをマークしたりできる。Next.js のリポジトリを見た限り、活発に使われており、とても期待が持てるものになっている。
今はまだ (2020.06.17 現在) ベータ版ということで、限られたリポジトリのみでしか使われていないが、近い将来、より多くのリポジトリで開設され、GitHub Issue とはまた違った形で、開発者とユーザーを交えてのコミュニケーションの場としておおいに賑わうと予想される。
で、何よりも、見つけたい情報がいろいろな場所に散らばって探すのが大変だったものが、この「GitHub Discussions」に集約されると個人的にも嬉しいなと期待している。
まとめ
GitHub Issue よりもカジュアルな場という印象なので、秩序を保つための工夫も必要で、開発者にはできるだけ負担のかからない形で安定版のリリースをしてほしい。いずれにせよ、楽しみだ。